きゃろたんぬの小窓

40代から楽しく生きる!

うさぎ専門店を8年やってきたけど、実はうさぎを売るのは苦手です

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こんにちは、和歌山でうさぎ専門店を経営しているきゃろたまです。


2018年4月28日、生まれ育った自宅の脇にうさぎ専門店を開店して丸8年がたちました。

実はいま、うさぎを売っていません。

うさぎ専門店なのにうさぎを売っていないというと、
えっ?どういうこと?と思うかもしれません。

まずひとつはうちのうさぎたちの半数以上がシニア世代になったこと。
もうひとつは、うさぎ生体を販売するまでの気苦労が絶えないことが原因です。

 

8年間、ブリード(交配)してベビーが誕生してお客様のもとにお届けする、あるいはうちのお店に残って代を継いでいってもらうことを繰り返して、わたしが感じたことを書いておきたいと思います。

 

うさぎを販売するまでには結構気苦労があるんです

実は、うさぎをお客さんのところまでお届けするには結構気苦労があるんです。

まず、うさぎが出産するとき死産になることもたくさんあります。


それから先天的に内臓に障害があったり、生きる力が弱くて生まれてすぐになくなるうさぎ、歯のゆがみがあって販売できないうさぎ、障害を持って生まれてくるうさぎも数は少ないですけどあります。

 

やっとやっと成長して販売する段階になっても

「もっと小さいうさぎがいい」

とか

「色が好きではない」

とお客様に言われるとね、正直凹みます。

 

小さいうさぎと言っても、これって遺伝で決まるんですよね。

それと、小さいうちから飼わないと懐かないとおっしゃる方もいますが、そうじゃない。

信頼関係さえ築ければ、大きくなってからでも懐きます。

 

生体販売への批判を見ると、昔のつらかったことがフラッシュバックする

たしかに今のペット業界には問題点はたくさんあると思います。
だから生体販売への批判が起こるのも無理はない。

 

非常に言葉きつく陰口的なツイートをTwitterで目にするとね、んー、いろいろフラッシュバックするんですよね。
公務員時代に仕事がうまくいかずに激しく責められたり罵られたりしたことがね...。


でも、問題を解決するために、開業以来、一般市場に流通させないしくみでうちはやってますし、うさぎの数が増えすぎて飼育崩壊を起こさないように、目が行き届くだけの適度な飼育羽数を維持してきました。

そんなの気にしなければいいじゃないと言われるけど、やっぱり精神的にキツいです。

 

両親が介護生活に入る前に時間的・精神的・勉強の余白を作っておきたい

それと、両親も現役を引退して、いつ介護や通院が必要となるかもしれません。
そうなると、やはり時間の多くを介護や通院にあてなくてはならない。

そうなる前に、やりたいことの計画は立てておきたい。

この先やりたいことは、

 

  • 日本全国旅をしたい
  • ブログで生活費くらいは稼げるようになっておきたい
  • 以前ライフワークにしていた歴史研究の道を究めたい

 

まだまだあるけど、まずはこの3つ。


うさぎを飼っていると、なかなか長期にわたって留守にすることはできないので、ここ最近はどんなに遠くても日帰り旅です。


いま、うちのお店にいる26羽のうさぎたちの半分以上は5歳以上のシニア世代です。
ペット飼う責任として最後お月様に帰るまで、自分のところでお世話をしたい、そう思っています。


「おまえはうさぎ業界に貢献していない」と諸先輩方にお叱りを受けるかもしれません。
しかし、今自分が置かれている状況を冷静に分析して、苦手なことをこの先自分がする必要があるのかという気持ちがあります。

少しだけ自分のやりたいことをやり切るまでお時間をいただきたいです。

 

じゃあ自分のお店の強みは何なの?と言われたら


今キャロットハウスが得意としているのは

  • 時間外のLINEでの相談
  • フードや牧草、その他用品の配達、出張ケア


Amazonや楽天にできないこと、送料の節約を考えたらこの2つを思いついたんですよね。
おかげさまで、月のうち半分くらいは時間外も、お客さんとの接点を持っています。


小さいお店なのでこの辺は小回りが非常に利きます。


さいごに、わたしは自分の心のうちをさらけ出すことはすごく苦手です。
でも、ブロガーさんたちが背中を押してくれたのかもしれません。

ペット業界・うさぎ業界の片隅に「こんな人もいるんだな」と思っていただければ幸いです。

 

 

www.carrotannu.info

 

 

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