きゃろたんぬの小窓

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現役女子就活生に聞いた 面接時、思わず敬遠したくなる会社の特徴12選

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こんにちは、和歌山ブロガーのきゃろたまです。

暑い日が続きますね。
大学4年生だとリクルートスーツを着て、企業訪問や面接に忙しい時期。


もう20年前の話ですが、きゃろたまは就活をしませんでした。
なぜなら、公務員試験一本に命を懸けていたから!

でも今では少し後悔をしています。
いろんな企業を回って、そこで働く人の話を直接聞けるのって、就活の時期だけですよね。

 

 

JD 就活生

 

「きゃろたまさん、実はですね、就活で20社ほど訪問して、こんな会社はちょっと敬遠したいなっていうのわかったんです。」

 

先日、大学の後輩・Nちゃんが関西のとあるベンチャー企業の内定をもらい、就活を終えたのですが、もしかしたらこんなところに気をつけたら、もっといい学生さんが入社してくれるんじゃないかと思ったとのこと。


今日は「面接時、思わず敬遠したくなる会社の特徴12選」と題してお送りします。

 

学生のみなさんには就活の参考にしていただくとともに、採用する企業の方はちょっと気をつけてみようという気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

1:オフィスが汚い

「まず、オフィスが汚いと、テンションが下がります。別に建物は古くてもいいんです。でも非常階段のまわりにモノを置いている会社は、リスク管理の甘い会社ってどうしても見えてしまいました。ほかには給湯室とトイレが汚いところはNGです」


ーー細かいところまで見てるね。


「やっぱり目についちゃうんです。これから1日8時間ここで仕事をするとなると、ちょっとした違和感も放置したくないなって。各会社の事情っていろいろあると思うんですけど、当たり前のことをできない会社ってお客様に信頼されないんじゃないかって。」

 

ーーたしかに当たり前のことができていない会社と一緒に仕事するのは不安すぎる…


「でしょ!」


2:人事がえらそう

 

ーー圧迫面接ってよく聞くけど、いまだにあるの?

 

「ありますよ!ありえない。泣いて土下座して「御社に是が非でも入りたいです!」って言うと思ってるんでしょうか。
たしかにあなたは会社でえらい人で学生を選ぶ側だと思うんです。でも、御社も学生から選ばれる側でもあるって、忘れてないですかね?」

 

ーー人事の人!聞いてますかーーー!

 

「わたしたちはロボットじゃないし、人を大事にしない会社ってもう生き残っていかないと思うんです。」

 

ーーたしかに、最近は仕事よりもライフワークバランスを大事にするって人、増えましたよね。

 

「いまの20代って仕事もがんばりたいけど、プライベートも充実させたいんです。わたし、今の彼と結婚するつもりでいますし、子どもだって産みたい。だから面接では、プライベートなことでも思っていることを全部ぶつけました。」

 

ーーで、内定が取れたと。

 

「はい、ベンチャー企業でまだまだ人事制度も整っていないところもあるのですが、その都度考えていきましょうと言っていただいて、心強かったです。」

 

3:面接官が遅刻する

 

ーーちょっと待って、こんな会社、実際あったの?

 

「はい、ありましたね。たしかに学生って暇だと思ってるのかもしれませんが、こちらも時間をお金をかけて来てるんで、時間をきっちり守ってほしいです。」


ーー何かほかに仕事が入っていたのでしょうか?

 

「うーん、特に何も言ってなかったですね。」

 

ーーその後、その会社の面談は?

 

「帰ってしばらく考えてから、こちらからお祈りメールを送りました。」

※お祈りメールとは、不採用のときに企業が学生側に送るメールで「貴殿のますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます」という文末で締めくくられることからお祈りメールと言われるようになった。今回の場合は今後の面接辞退なので「貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます」と企業側に送った次第

 

4:申し送りができていない

「採用担当者が不在でことづてをお願いしたのですが、きちんと伝わっていないこともあって、二度手間になることもありました。」


ーーそれは悲しいな。

 

「お忙しいのはわかるんですが、お客さんにも同じようなことしてないか、不安になりました。」

 


5:女性職員の服装がメンヘラっぽい

 

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ーーちょっと(笑)メンヘラっぽいってどんな服装?

 

「上がピンクに下が黒のミニスカート。」

 

ーーえー可愛いやん!ぼく、メンヘラっぽい服装、好きやで。

 

「職場ですよ?TPOってあるじゃないですか。そういう服は仕事以外のときに着てほしいです。それに仕事でもなんだか面倒くさいことを押し付けられそうで嫌です。」

 

ーー深堀りし過ぎ…


6:オフィスが静かすぎる

ーーえ、静かな方が仕事集中できない?

 

「もちろん静かな方が仕事できますが、その静かさが異様でした。なんかみんな息してるの?って聞きたいくらいに静か。」

 

ーー活気がないってこと?

 

「いえ、なんかすごく抑圧されてるような気がしました。笑い声を出そうもんなら、すごい剣幕で怒られるのかなって。」

 

ーー笑い声じゃなくて怒号が飛び交う会社…ツラい…ツラすぎる…

 

7:先輩社員の登壇で7,8年目の人が出てくる

ーーこれはどういう点でダメだったの?


「わたしとしたら、入社2,3年の先輩の話を聞きたかったんですよ。その方が入社後の自分の姿をイメージしやい。7,8年目の社員さんの話ももちろん参考になるんですが、2,3年目の社員さん、もしかして全員辞めちゃったの?って思ってしまいます。」

 

ーーたしかに、ぼくたち40代、50代と違って、人の入れ替わりもすごく激しくなったよね。とりあえず3年は同じ会社で勤めてみるも崩壊してきてるし…


「ベンチャー企業中心に企業訪問したからかもしれませんが。大企業でも、ずっと会社に残りたいか、起業して独立したいか聞かれました」

 

ーーで、Nちゃんは将来起業したい??

 

「いまのところはそこまで考えていないかな。それよりも結婚して子ども産んでの方が優先順位は高いですね」

 


8:採用エージェント会社に任せっぱなし

ーー最近、採用をエージェントに外注している会社も増えているとか。

 

「小さな会社なので、ノウハウを持っていなくって、採用業務を委託するっていうのはわかるんです。でもこちらの質問にエージェントが全部「だと思います」という煮え切らない返しされると、すごく頼りないです。」

 

ーーブログも自信を持って言い切りましょう!って有名な人が言ってた。

 

「きゃろたまさんの仕事のように、ペットや子育てのことって、こうって言いきっても当てはまらないこともあるじゃないですか。でも、自分たち会社のことなので、わからないってことないはずですよね。なんか残念な気持ちになりました」

 

ーーぼくも…だと思いますって、つい言っちゃうのでそこは気をつけたい。

 

9:面接会場への案内が雑

ーーまさか、会場になかなかたどり着けなかったとか?


「はい、遅刻しかけたこともありました。どの部屋に入っていいかわからないこともあったし、ちょっと路地に入らないと行けないところもありました」

 

ーー会場、わかりやすいところばかりじゃなかったんですね

 

「会場をセッティングした方って、行き方とか周りに目じるしになる建物があるとか、頭の中に入ってると思うんです。でも、全員が知ってるわけでもないし、ネットで調べても細かいところまでわからないこともありました。他者目線で細やかな配慮をしてくださるところって、優しい人が多いんだろうなと思います」

 

ーーたしかに、おまえ、これわかってるやろみたいな目線で言われるとイラっとすることある。


10:座談会に登場する先輩が優秀すぎる

 

ーーこれはなぜ??

 

「優秀な人って、桁外れな能力があるイメージがあるので、わたしみたいに自信を持って「これできます」っていうのがない人にとって、あまり再現性がないかなと」


ーーたしかに、「あなただからそれできたんですよね?」って言いたくなります


「はい、会社としてはこんな素晴らしい人がいるってアピールしたいんだと思うんですが、逆に成績がビリから2番目くらいの方が、リアリティと希望が持てます!」


ーーぼくも経験したんだけど、会社で自分の居場所がないと感じるの、すごくつらかったな。


11:オフィスのまわりに夜のお店が多い


「仕事帰りに、スカウトに声掛けられるのがウザかったです」(バッサリ!)

 

ーーNちゃんは、気が強そうだからビシッって追い払いそうだけどね

 

「いやいや、仕事終わってから余計なエネルギー、使いたくないですね。夜のお仕事って、ジャンルにもよると思うんですけど、好き嫌いがはっきり分かれると思うんです。わたしは嫌悪感ないんですけど、でも仕事で疲れてる時に、スカウトに限らず誰にも声はかけてほしくないかな。それにやっぱり治安が悪いイメージがあって怖いです」

 

 

 

12:河原でバーベキューの写真は載せなくていい

 

ーーへーそうなんだ!

 

「きっと仲の良さをアピールするために、載せてるんだと思うんですが、わたし的にはそこは重要じゃない。むしろ仕事の時間外は、仕事以外の人と過ごす時間にできればしたい。でも面白いことに、バーベキューの写真がない企業、2社しかなかったんですよね」

 

ーーバーベキュー率めっちゃ高い。でも楽しそうやん!


「たしかに、みんなでワイワイバーベキューって楽しいと思います。でも、仲がいいって休日にバーベキューする環境じゃなくって、わたしにとっては仕事の成功も失敗もなんでも話せる環境であることなんです。そういう環境をつくるのはバーベキューしなくてもできるかと…」

 

さいごに~細かな気配りで「いい学生」はたくさん来る

 

ーーNちゃん、今日はいろいろ聞かせてもらってありがとう!

 

「いえいえ、きゃろたまさんには大学1年からいろいろ相談乗ってもらってお世話になってます」

 

ーー入学から4年って、あっという間だったね。

 

「ホント、来年3月で大学卒業ってまだ信じられない!バイトの経験はいろいろあるので、働くことは全然苦じゃないんですが、バイトとはぜんぜん責任の重さも違うし、緊張しています」

 

ーーさいごに、今まで言ってきたことの逆をすれば、いい学生は来ると思うんだけど、あらためて、どんな会社はいい会社と言えるのでしょうか?


「はい、やっぱり自分がやってもらって嬉しいことをㇲッと自然にできる会社は、ステキな会社だと思います。内定通知書に、わたしのどういう点を評価していただいたのか書いてくださったのは、非常にうれしかったです。自分たちが当たり前に思っていることでも、他人から見たら当たり前じゃないことも多くて、面接会場の案内についても、もう一度本当にその案内でたどり着けるのか見直したり、面接官が遅刻をしないとか小さなことでもこだわりを持ってやってほしいなと思いました。

それと、いま会社を経営している人って、40代以上が多いと思います。20年くらい前とちがって、わたしたち世代22歳の人口って4分の3くらいになってるんです。だからムダを省いていかに効率よく仕事して、成果を出すかを意識した方がいいと思います」

※2000年3月の20~24歳の人口は869万人、2018年3月の20~24歳の人口は626万人なので、28%少ないことになる。(「人口推計」(総務省統計局)2000年7月統計確定値と2018年7月統計確定値を参照

 

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わたしが大学生だった20年前は、女子大学生には採用案内の封書が届かず、公務員志望の同級生から書類を譲ってもらって就活に臨んだという話も聞いています。そのころに比べて門戸が開かれたことは確かだけれど、新卒で入った企業で定年まで勤めあげることも難しくなってきています。


企業の成長には、いい人材を確保することが必須です。

でも、ちょっとした気配りができていないばかりに、いい人材が同業他社に流れていてしまうと考えたら、ちょっと残念ですよね。

 

企業側も就活生もよいご縁に巡りあえますようお祈りしております。