きゃろたんぬの小窓

40代から楽しく生きる!

きゃろたんぬ、発掘作業員になりました

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こんにちは、きゃろたんぬです。

 

2018年10月29日付けで、文化財センターの臨時職員(発掘作業員)として採用され、週4回遺跡の発掘に従事しています。

25年越しに「歴史系の仕事をやる」という夢がかないました。

 

もちろんね、25年も何してたん?っていうツッコミはあるかと思いますが、歴史系のお仕事(博物館学芸員、発掘調査員、大学教授・講師など)は欠員が出ないと補充されない仕事なんです。

 

臨時職員とはいえ、歴史を仕事にすることがひとつの目標だったきゃろたんぬにとって、とてもうれしい出来事でした。

 

歴史系のお仕事に就くためには?

 

いま学生で、将来歴史の仕事をしたい人のために「どうやったら常勤採用されるの?」という疑問にお答えします。

 

大学の学部は文学部、教育学部で考古学や博物館学の授業があるところを選びます。

 

具体的な専攻になると史学科、文化財学科、教育学部社会科専攻あたりでしょうか。

 

あわせて博物館学芸員の資格を取るように履修科目を組みます。

 

発掘調査員については、公的な資格はありませんが、募集要項で「埋蔵文化財に関する科目を履修した者」「博物館学芸員の資格を有する者」などの条件が付け加えられることが多いです。

 

ただ、大学を卒業してすぐに採用試験を受けて合格することはまれで、しかも毎年採用試験を実施しているわけではありません。

なので、さらに大学院へ進学する人が多く、それでも次年度に採用試験がないと、ほかの仕事をしながら、採用試験があるときに受けて、合格すれば採用されるという非常に運任せなところもあるんです。

 

わたしの友人や城郭研究会の後輩も、大学院を卒業して、いったん民間企業で勤めてから、採用試験に挑んで、いまでは学芸員あるいは大学講師として活躍しています。

 

歴史は誰もが興味をもって親しみを持てるコンテンツではあるけれども、専門家になるにはとても狭き門をくぐらなくてはいけません。

 

そして採用されてから求められるのは、博物館学や考古学の基礎的な知識はもちろんですが、論文や報告書、展示図録、展示説明といった「文章をつくること」がどれだけできるかが求められます。

 

わかりやすく、早く文章をつくるには、日ごろの修練が必要。今は歴史系のWEBメディアもあるので、大学在学中にライターとして執筆したり、興味がある専門分野についてブログで書いてみてはいかがでしょうか。

 

埋蔵文化財センターとは?

 

では改めて文化財センターについて説明を。 埋蔵文化財センターとは、地中にある埋蔵文化財の発掘、研究する公的な専門機関。各都道府県、政令指定都市などにあります。

また、文化財建造物の保存、修復なども行っています。

 

どこが遺跡になっているのかは、各都道府県や政令指定都市などが発行している「埋蔵文化財包蔵地地図(まいぞうぶんかざいほうぞうちちず)」を見ればわかります。

最近ではWEB上で公開しているところもあります。

 

もし遺跡があるところに家を建てるなら、発掘調査をしなくてはいけないので、通常の建築期間より長くみておく必要があり、ちょっと悩ましい一面もあります。

 

発掘作業員ってどんなことをするの?

 

発掘作業員は、発掘現場の責任者の指示に従って、地面を遺構があるところまで掘っていきます。

 

今、入っている発掘現場は山の中にあるため、ブルドーザーやユンボなどの重機が入れないので、すべて人力で掘っているので大変!

竹の根が土の中を縦横無尽に走っていて、それを取るのに苦労しています。

どんなものが地中にあるのか、もう少し先になりそうです。

 

うさぎのお店はどうなるの?

 

きゃろたんぬの本業「うさぎ専門店の経営」なんですが、きっと発掘作業員をやらなかったら後悔するだろうなと思ったので、やってみることにしました。

発掘調査の期間中は、営業時間を短縮しています。臨時職員なので兼業OKなのです。

 

もちろんこれからもうさぎのお店を続けていきますよ。うちのお店、開業から8年たったのですが、LINEやFacebookといったSNSも普及して、スマートフォンへ連絡が来るようにしているので、お店にがっつりいなくても対応できる思った次第。

これもひとつの実験だと思っています。

 

発掘作業員になって生活も変わった

 

発掘作業員になって大きく変わったのが生活サイクル。

 

具体的には...  

  • 午前2時就寝→午前0時までに就寝    
  • 午前9時起床→午前6時半起床  
  • 1日の歩数3000歩→10,000歩以上

めっちゃ健康的です。あと発掘期間中に体重がどれだけ減るかな……

 

さいごに~自分を仕事にする生き方をこれからも実践する

 

わたしと同年代だと、サラリーマンとして役職についている人が多いと思います。

ツイッターでは「フリーランスがいいか、サラリーマンがいいか」という議論がよくされていますが、どちらにしてもメリット、デメリットはありますし、大企業に入社すれば安定してるとは言えない状況です。

 

わたしと同年代の40代サラリーマンだとね、今までの功績や地位に胡坐をかいていると、確実に使えないサラリーマンになってしまい、将来リストラされる可能性大です。

 

フリーランスでもサラリーマンでも、自分をブランド化して、唯一無二の人になりましょう! わたしもどんどん新しいことにチャレンジしていきます。