きゃろたんぬの小窓

歴史とグルメと和歌山と

和歌山県民歴40年のきゃろたまからみた「まだ東京で消耗してるの?」問題

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(撮影日;2014年6月12日 みなべ町)

ども、和歌山に住み続けて40年、和歌山のおいやんブロガーのきゃろたまです。


東京から高知に移住したイケダハヤト氏の著書
『まだ東京で消耗しているの?環境を変えるだけで人生うまくいく』

 

 


 

高知県嶺北地方は都会からの移住が盛んで、
Twitterやブログ、またウェブメディア「灯台もと暮らし」から
いきいきとした暮らしの様子が伝わってくる。


和歌山県民歴40年のわたしから見た東京



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(写真はぱくたそから)


和歌山県は大学の県外進学率ナンバーワンの県だ。
和歌山県内の大学といえば、我が母校和歌山大学と県立和歌山医科大学。
それと近畿大学の理工学部、高野山大学、信愛女子短期大学と、
進学先は非常に限られてしまう。

わたし個人の意見だが、やはり「東京」といえば、「日本の全てのモノが集まる街」という印象である。 
そして、わたしが東京に行くたびに、どこかにビルができたり、飲食店ができたりと少しずつ景色が違って見える。

先日、東京に行ったときに10年来の友人と久々に会った。
彼女に聞いてみると東京は仕事の選り好みさえしなければ、仕事はいくらでもあるとのこと。
わたしは彼女のちょっと大変だった時代も知っているので、少し心配していたが、元気に東京ライフを満喫しているようだ。

たしかに東京は日本一大きな街で、あらゆるモノを吸収しそうなくらいエネルギッシュな街だ。
恩師にも「一度は東京に出るべきだ」と諭されたこともあった。

ただ、わたしにとっと東京は言葉も価値観も違うどこか「異空間」という認識もある。

わたしが私的に東京に触れたのは大学2年生の時だった。
関西色に完全に染まっているわたしにとって、どこか東京人の言葉のイントネーションがやたら癪に障ったのだけは記憶にある。それ以来、あまりいい印象は抱いていなかった。


「東京はそんなにメシがまずいのか」問題

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(写真はぱくたそから)

わたしが東京に行ったとき、やはり困るのは3食をどうするかである。
わたしの地元は飲食店舗数こそ少ないが、結構洗練されているため、それを基準すると都会で結構「がっかりメシ」に遭遇してしまうのである。(人口が少ないと「おいしくないところ」は早々に淘汰されるので)

それよりも、わたしの場合は東京は店舗数がありすぎて、お店選びだけで疲弊するのだ。

しかも、関西人は並ぶのが大嫌いな人種で、わたしもご多分に漏れず、行列してまで食べるのはどうかと思っている。

わたしはお酒が飲めない人なので、居酒屋は選択肢として消えるし、わたしの住んでいるところは漁港に近く、新鮮な魚が手に入るため、わざわざ東京に来て魚類を食べようかという気はない。

やはりそうなると、肉類か麺類か・・・。

イケダ氏が酷評している都会での食生活。ただ似たような状態は弟夫婦が住む京都でも起こっているようだ。

弟曰く、とにかくお米が高いらしい。だから、地元で採れた野菜や果物、お米を送るとたいそう喜ばれる。

たしかに東京より田舎の方が「食」は豊かだ。



「地元に職がない」問題

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(写真は和歌山県有田川町 きゃろたま撮影)

さきほども話したとおり、東京にはあらゆる業種が集まっている。


しかし、都会には「食糧を生産する」能力がない。
流通機能が正常に機能してこそ「都会」は存続できるのである。

それと、都会には隙間(ブルーオーシャン)はほとんどないと思っている。
しかし、都会では競争が激しい「レッドオーシャン」でも、田舎では「ブルーオーシャン」であることはかなりある。

ペットのうさぎに特化した「うさぎ専門店」をとってみてもそうだ。

東京には業界をリードするお店が何店舗もあり、まさしくシェアの奪い合いが起きるが、ここ和歌山はわたしのお店のみだから、ほぼ競争相手もいない。
わたしが何もせずに6年もお店を続けていられるのは、まさしく「田舎」であることの恩恵だ。
(何もしない=裏を返せば成長していないということにもなるが・・・)


合計特殊出生率が2.00を超えていた1970年代までは、農村部の余剰な労働力が、都市に流れ、さまざまなモノを生み出してきた。しかしこれまで田舎を支えてきた団塊の世代が引退を迎え、農村部の労働力は落ちてきている。しかもその息子世代は都市に出ているため、集落としての存続も危ぶまれているし、後継者がいないのも深刻だ。


もし田舎でビジネスをするなら、以下のような手法が考えられる。

  1. 都会にあるモノを田舎に持ってくる
  2. 都会にないモノを田舎で作って都会にビジネスを仕掛ける
  3. 後継者不足で衰退していく地域産業・企業の跡を引き継ぐ
  4. 居住地域周辺で完結するようなビジネスをつくる


なんとか食糧とある程度のお金が稼げれば、生活するには不自由はないでしょう。

和歌山県に足りないもの


わたしは公務員をやめて7年半になり、すっかり県や市町村がどのような施策をしているのか疎くなってしまった。ここ最近、イケダハヤト氏の暮らしや情報発信を拝見し,和歌山県と比較すると、やはり和歌山県の情報発信力は弱いといわざるを得ない。

それは情報発信に長け、地域全体をプロデュースできる人材が不足していることにあるだろう。

もちろん移住者個々人が幸せであれば、それだけで十分であるが、和歌山県全体や各市町村の人口減を食い止めるというところまで到達するには、やはり地域にある「素材」を存分に生かさなければいけない。


こんなにあるよ!和歌山の移住支援

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(写真は和歌山県湯浅町 きゃろたま撮影)

和歌山県の移住支援についてごくごく簡単にまとめてみた。
(参考サイト:WAKAYAMA LIFE より)

    • 40歳未満の若年移住者・・・50万円から250万円まで交付
    • 移住希望者の滞在費補助・・・宿泊料の1/2・上限1万円まで
    • 移住者起業補助・・・100万円まで
    • 農林水産就業補助・・・50万円まで
    • 空き家改修補助・・・80万円まで
(↑すごく細かく要件が定められてるので、詳しくは和歌山県企画部過疎対策課までお問い合わせを)



都会で消耗したら田舎へおいで!



わたし自身、ここ数年で若者の地方移住がかなり進むのではないかと思っている。
それは、やはり生活コスト(特に家賃)が高すぎるので、ある程度ネットでマネタイズできる人は、地方に移住してどんどん情報発信をしてほしいと思います。


最後はこの方のツイートで締めくくりたいと思います。



『まだ東京で消耗しているの?環境を変えるだけで人生うまくいく』