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奨学金を資産運用することは是か非か??ところで大学行くのにいくらかかるの???

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こんにちは、和歌山ブロガーきゃろたまです。

 

うちのお店のお客さんにも大学進学を目指す方、その親御さんがたくさんいらっしゃいますし、時々進学相談もいただきます。

 

わたしが大学生だった約20年前とくらべてどうなんだろうという疑問と、和歌山の若き起業家小幡和輝さんから「奨学金で資産運用すればいいと思う」というツイートをきっかけに、2017年現在、大学に進学しようと思ったら最低いくらかかるのかを試算してみました。

 

 
 
結論

4年間、東京でひとり暮らししながら国立大学に通うと約850万円、私立大学だと約983万円少なくともかかる。

 

 

4年間にかかる大学生活費を試算してみた

では大学4年間で生活費と学費合わせて最低どれくらのお金が必要なのか? モデルケースとして、東京23区内の大学に通うことを想定してお話しします。

 

文部科学省の参考資料『国公私立大学の授業料等の推移』をもとに、国立大学の授業料を535,800円(標準額)、私立大学の授業料を864,384円として試算。


生活費は最低生活を営むのに必要な食費や光熱水費、家賃を生活保護の基準額(東京23区)に当てはめて試算。

そして、全額をアルバイトで稼いだお金で賄うならば時給いくらで働かなければならないかも併せて計算。

 

 

東京都23区内 国立大学に通う場合 1年間に2,130,960円必要!

 

535,800円(国公立大学の年間授業料)+132,930 円(生活保護生活扶助額と住宅扶助額の月額合計)×12か月=2,130,960円

都内でひとり暮らししながら国立大学に通う場合、少なくとも1か月177,580円が必要となります。

そこから逆算して、学校が終わって1日6時間、25日間働く場合、1,183円以上の時給で働かないといけません。
(雇用保険・社会保険・所得税は考慮していませんので、さらにここからそれらの金額が引かれることになります。)

東京都23区内 私立大学に通う場合 1年間に2,459,544円必要!

 

864,384円(私立大学の年間平均授業料)+132,930 円(生活保護生活扶助額と住宅扶助額の月額合計)×12か月=2,459,544円

 

以上をもとに計算すると、1か月204,962円以上稼がないといけない計算になります。
学校終わって6時間、25日間働いた場合、単純に計算して時給1,366円以上必要となります。


しかし、就職活動が入ってくると、就職活動に時間を取られてアルバイトができなくなるため、必然的にもっと稼いでおかなくては4年間の大学生活費はとても賄えません。

 

また、授業料のほかに諸費用がかかる場合もありますので、さらに大学生活に必要とする金額が高くなります。

 

日本学生支援機構の奨学金制度について

では、ここで奨学金としてよく使われる「日本学生支援機構」の奨学金についてみていきます。

 

独立行政法人日本学生支援機構 - JASSOの奨学金には、「給付型奨学金」と「貸与型奨学金」の2種類があります。

 

給付型奨学金は、2018年度(平成30年度)から開始される予定です。
対象者は、住民税非課税世帯または生活保護受給世帯のお子さん、児童養護施設に入所しているお子さんが対象。

 

貸与型奨学金は、無利子で貸与できる「第一種奨学金」と、有利子の「第二種奨学金」の2つがあり、貸与条件の違いは、簡単に言うと成績と各家庭の所得の違いです。

 

 

一番の問題は、延滞が発生すると個人信用情報機関へ個人情報が登録されてしまう。

お金を借りれば、返さなければならない。これは当然の話です。

 

しかし、2008年11月から、61日以上滞納した利用者の個人情報(氏名、住所、勤務先、延滞額など)が信用情報機関である「全国銀行個人信用情報センター」に登録されてしまうことになりました。

 延滞した場合 - JASSO http://www.jasso.go.jp/shogakukin/entai/index.html

 

いわゆる「ブラックリストに載る」ということです。

 

ブラックリストに載ってしまうと、クレジットカードの作成や携帯電話の新規契約、住宅ローンの審査などに影響してきます。そして完済から5年間ブラックリストに載った状態になってしまうのです。

 

もうこれは、「奨学金」という名を借りた「公的教育ローン」といっても差し支えないでしょう。

 

表向きは、多重債務からの救済という名目ですが、延滞するとさらに上乗せして支払わなければなりません。

 

ちなみに、第二種奨学金を4年間、毎月12万円貸与した場合、貸与総額5,760,000 円になり、これに利息が上乗せされます。

奨学金貸与・返還シミュレーション-JASSO

 

奨学金を資産運用してもいいか?


和歌山の若き起業家小幡さんが、「奨学金を運用すること」について、アンケートを取っていました。

 

 

公的な機関である日本学生支援機構が、民間のローンと同じように滞納すれば信用情報機関に掲載するとするならば、こちらも相応の対策を立てておかなくてはいけません。

わたしも、最近の経済状況と労働環境を見渡してみて、奨学金を運用してみるべきだと思っています。

わたしがなぜ奨学金を運用すべきと考えるか、みなさんも以下のことを頭において考えてみてください。

  • あなたが大学生だったころの経済状況から悪化していないか。
  • あなたが大学生だったころより学費が高くなっている。
  • あなたが大学生だったころの奨学金制度と、現行の奨学金制度と違いがないか。

 

1世帯当たりの平均所得金額が1996年の781.6万円から108.4万円も減少し、学費も高騰している

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上のグラフは、平成25年度国民生活基礎調査における「1世帯当たり平均所得金額の年次推移」です。

1996年の781.6万円から2012年には673.2万円と減少していて、その差は108.4万円!月額約9万円も減少しています。

ではグラフの左端に見える、1985年の1世帯当たりの平均所得額が539.8万円で、2012年の673.2万円より133.4万円も低かったじゃないか!という話になりますよね。

しかし、2012年の国立大学の学費は1985年と比較して、2倍以上になっていて、可処分所得に占める学費の割合も、約4.6%から約7.9%に上昇しています。1985年よりも学費によって家計が圧迫されていると見て取れます。

所得の減少によって、仕送り額の減少も想定されますよね。

また、1年間にかかる授業料は年々高くなっています。

 

<国立大学>
1985年(昭和60年) 252,000円  平均所得に占める学費の割合 約4.6%
1996年(平成8年) 447,600円  平均所得に占める学費の割合 約5.7%
2012年(平成24年) 535,800円  平均所得に占める学費の割合 約7.9%


<私立大学>
1985年(昭和60年)475,325円
1996年(平成8年) 728,365円
2012年(平成24年)859,367円

文部科学省 参考資料「国公私立大学の授業料等の推移」 

所得が年々減少していくなかで、投資も含めた何らかの生活防衛をすることが必要になってきますよね??

奨学金の使途が決められているのであれば、本人に渡す必要はない。

日本学生支援機構の奨学金の場合、使い道の制約はありません。制約がない以上、基本的にどんなことに使用しても構いません。

学費のみと制約を加えるならば、日本学生支援機構が本人に代わって代理納付すべきです。

また、学費の足りない時に備えて、奨学金を貯金しておく人もいるでしょう。
ちなみに貯金も立派な資産運用です。

資産運用を否定するのであれば、貯金をしてはいけないことにもなります。

 

そもそも投資について、誤解されることが多いと思います。
「投資=大金を得る、または大損する」ことではありません。


返済が滞るリスクを回避するために、利息以上の運用しないと試算は目減りしますし、返済途中で健康を害して働けなくなって収入が途絶える可能性だってあるのです。

 

積立投資信託なら、急な相場の変動に対応することもできますし、きちんをフォトポリオを組めば自分の資産を守ることにもつながります。

どうしても投資には悪いイメージを持ちがちですが、これをきっかけに投資について真剣に勉強してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

もし給付型奨学金や第一種奨学金を運用して利益が出たら、「学生支援寄附金」として寄付をしてもいいんじゃないでしょうか。

学生支援寄附金 - JASSO

奨学金返済貧乏にならないために大切なこと

では、将来の返済に備えてどのような対策をすべきでしょうか。

 

給付型奨学金をフル活用する

諸外国に比べて給付型の奨学金が少ないことや貧困対策から、今後給付型奨学金が増えてくると思われます。

ちなみに、給付型奨学金に関しては、下記の本を参照していただけたらと思います。

アメリカでは、返済義務のない給付型のものを奨学金、返済義務のある貸与型は学生ローンと呼ばれています。そこらへんからして日本はおかしいのです。

貸与型奨学金の場合は、極力月額貸与額を低くして、返済総額を減らしておく。

貸与型奨学金を受けた場合、将来に備えてできるだけ返済総額を低くしておきます。

大学卒業して20年も同じ会社で働ける保障、いまの日本にはありません。

 

ブログやアフィリエイトなど労働以外の副収入を確保しておく。

わたしが大学生だった20年前と比べて、ブログやアフィリエイトといったインターネットを使ってお金を稼ぐ方法が充実してきましたし、そのノウハウもインターネットで検索すれば、簡単に探すことができます。

またブログを書くことで、あなたの文章力があがりますし、就職活動するときの「自分の強みはなにか」見つめるときにもきっと役に立ちます。

ためしに自分の使っている日用品や、読んだ本を紹介してみてください。

まずは月1000円でも収入が得られるようになれば、文庫本1冊買えて、その本との出会いであなたの将来が変わるかもしれません。

 

わたしは、はあちゅうさんの『半径5メートルの野望』が自分の意識を変えるきっかけになりました。

40歳になったわたしですら、今アフィリエイトとブログに挑戦しているのです。一緒に頑張りましょう!

早稲田大学の学生であるたっけさんが書いた『楽しい大学生活の作り方』もぜひ参考にしてください。

楽しい大学生活の作り方

楽しい大学生活の作り方

 

いかがでしたでしょうか。今いちど大学に行くことについて、そして奨学金について真正面から考えてみてくだい。