ども、元公務員をしておりましたきゃろたまです。
今回は、ちょっと笑える「公務員珍場面」をお送りします。
今、公務員として活躍されている方は、「あ~あるある!」という視点で、
公務員でない方は、「えっ、そんなことしてるの?」という視点で、
公務員になりたい方は、「え~こういうことが起こっているのか」という視点でご覧いただければ 幸いです。
ここでいう「公務員」とは、役所などで勤める一般事務職の公務員を想定しています。
書類の表(おもて)がハンコで埋め尽くされる
日頃の軽微で事務的な案件なら、事務所の長まで書類を回せばいいのですが、 契約額が大きな案件であったり、複雑な案件は、最終的に首長(市町村長・知事)が直接書類を見ることになっています。
事務所の長→他の部局の長→出納長→副首長→首長と書類が回ります。
※書類を回して、確認してもらう作業を「決裁(けっさい)」といいます。
で、わたしがもらった最高の印鑑数は、50個超でした!笑
書類の表面は印鑑で真っ赤かになり、枠外に押す人も…。
さながら庁内をめぐる「スタンプラリー」です。
印鑑をもらいたい人が、席にいなかった場合は、「不在校閲」として、その直属上司に先に書類を回すか、帰ってくるまで待っているかのどちらかになります。
書類の訂正、訂正で結局元の通りの書類の文言に戻る
上司にもいろんな方がいまして、まあ御大層に一言一句直してくれる方がいるんですよ。
それはそれでありがたいんです。間違ったら大変だもんw
でもね、最終決裁が下りるとね・・・元書いた自分の文章に戻ってることがあるんですよ。
思わずうぉ~~~~~~~~~~い!ってツッコミ入れたくなることがたびたびありました。
ああ、書類作りだけで消耗しそう。
部署によって空気が違う
県庁、役場などの行政機関はおおよそ「行政部局と教育委員会などその他機関」に分かれます。
で、人事異動で他部局に異動するでしょ。で、前の部署と同じように書類作るでしょ。
たまに「怒られる」わけですよ!
なぜか?それは文言が気にくわないと・・・
はぁ~~~~~~~~~~~~~~???
そんなの知るか!!
ということで「郷には入れば郷に従え」。前のことは気にしないようにしましょうw
さいごに~公務員の仕事が遅いのは、全て決まってからでないとできないから
住民から何かと批判が多く、風当たりの強い公務員。
「仕事が遅い、前例踏襲主義」とか世間でよくいわれてますが、
公務員の行動の基準は、すべて法律や規則で定められています。
ですので、担当職員の気分次第で仕事が進むわけではないし、やりながら改善していくという仕事のやり方ではありません。
「こういうものが認められて、こういうものは認められない」というものをきちんと決めてから始まります。
また、議会で承認された「予算」がないと、何もできません。
極端な話になりますが、予算がなくなると、鉛筆1本すら買うことができないということもあります。
(実際は、余っている予算から法律で認められた流用措置を行って、執行しますけどね。)
ではまた!